進む針路に異常なし

替えの効く歯車としての役割を終え、心許ない笹舟に乗り航海に出てみました。舵を切ったこの針路に未だ異常なし

どぶろく

こんにちは、こんばんは。

まるまるです。

さて、どぶろくのお話です。いや作り方の話ではないよ笑、怒られちゃうからね。

どぶろく」というと個人醸造酒の代名詞ですが、日本には酒税法というものがあって、個人でお酒を作ることは許されていません。まぁそこは知ってますよね。認められているのは「20度以上の焼酎と(ぶどう以外の)果実などを用い、出来たお酒は家庭内で消費すること」。分かりづらい笑。つまり焼酎に砂糖と果実を漬けて作る、梅酒やカリン酒、いちご酒などの果実酒のみ。ということですね。この最、材料としてダメなのは米や麦、とうもろこし、芋などの穀物類やぶどう類。ぶどうがダメでいちごはOKなのか、さすがワインって凄いんだな笑

なんで勝手にお酒を作っちゃダメなんだっけって話だけど。これは明治時代から続く規制で、日清戦争で日本の財政が枯渇したときに出来た税収ですね。酒税をかけたメーカーのお酒を、国民に購入させることで、富国強兵のための税収増を狙ったわけです。なので酒税のかからない自家製の酒はダメよということです。

当時、国税に占める酒税の割合は3割以上で、地租(土地に対して課した税)を上回る、第1位の税収だったようですね。昔の一般庶民は、酒なんてとても高くて買えず、誰も彼もが自分でお酒を作って飲んでたってことだね。それを急に勝手に作って飲んじゃダメだよって、ホント旧日本政府は鬼だな。今もそのやり方変わんないか笑笑。

しかしながら今現在において、その酒税の割合は2%程度となっていて、ほぼ意味を無さなくなっているようです。

でもさ、同じように菌で発酵させる味噌や納豆、パンの天然酵母やヨーグルトとかは勝手に作っていいんだよね〜、変なのぉ〜。いやいややっぱり、ぶどうダメでいちごおっけーが説得力無くないか笑笑。

いやホントこの法律いらなくね? こ〜んな今となっては、ほぼ意味をなしてない法律って、他にもまだいっぱいあるんだろうなぁ...。って話でした。

ではまた。

あ、ちなみに自分、ワインの良さイマイチ分からない派です笑

 

朝よく出会うネコ