進む針路に異常なし

替えの効く歯車としての役割を終え、心許ない笹舟に乗り航海に出てみました。舵を切ったこの針路に未だ異常なし

スポットクーラー

こんにちは、こんばんは。

まるまるです。

キャンプが趣味で、夏はもちろん冬キャンも行きます。とりわけ冬のキャンプは良い。虫がいないのです。虫は嫌いだw。

ああ、おかしな方向に行ってしまう...そっちはそっちで書きたいことはあるんだけど、そうじゃなくて夏のキャンプの話です。

夏のキャンプで困るのが、熱帯夜や雨天時の湿気です。「アウトドアなんだから、そこは許容すべき」と思われる方、心が狭いww。外でも快適に暮らしたいじゃないですかぁ。だってジメジメ、ムンムンするんですよ?風も来ない日もあるんですよ?汗だらけの身体で目が覚めるのですよ?

こんなキャンプならエアコンなんて要らない

で、テント泊用のクーラーってないのか!こんな進んだ世の中で無いわけないじゃん!と探し回ったところ、スポットクーラーなるものがありますね。お値段3、4万〜程度。ん〜あの寝苦しい夜が、涼しく快適な夜になるのであれば安い!と購入しましたね。

でも、そのままの状態で使うと失敗するのをご存知だろうか?

スポットクーラーには吸・排気があり、排気は熱気を排出します。スポットクーラーはそこだけは考えられていて、排気口から排熱ダクトパイプ(ジャバラ状の筒)が標準装備されており、テント外(もしくは車外)に熱を排出させることが出来ます。

でもこれだけじゃダメなんです。

密室で、室内の空気を吸って、排気だけ外に出したらどうなるでしょうか?負圧となってテントは萎みますよね。萎んだらどうなるでしょうか?そうです、隙間から外気が入ってくるのです。お外の空気は暖気です。暖か〜ぃヌル〜ぃ空気が入ってくるのです。

結果、あれっ意外に涼しくない!と。

説明すると、「私の」スポットクーラーには(すみません、世の中全てのは知りません、なので私のスポットクーラーの話にします(弱気w))、2系統の吸・排気があります。

A系統は熱交換器(コンプレッサー)側の吸排気。ここでの排気は熱交換工程で発生する熱(熱風)であり、室外へ排気出来るようにジャバラの排熱パイプが標準装備されています。吸気はここで発生する熱を冷やすためのもので吸気口があります。

B系統の吸・排気は、冷やすための空気を吸って、熱交換工程で冷やされた空気を排出するものです。A系統とは別の吸気口があり、排気口はクーラーの顔である、冷風口で風向きが変えられるルーバーとなっています。

 

ここで、吸気を−1、排気を+1としよう。

●A系統:吸気−1、排気は室外のためゼロ。→足すと−1

●B系統:吸気−1、排気+1。→足すとゼロ。

計算すると、A + B = -1になります。テントは負圧になり萎みます→外気取り込みます→ぬるくなります。

で、Bの吸気側にも自作でエアダクトを付け、室外から吸気を行うことでプラマイゼロとなり冷気だけが循環するようにDIYしました。なぜAの吸気では無く、Bの吸気なのか?

そこは内緒!

いや答えは「勘」w。と言うか私のクーラーの場合Bの方が付け易かったんです。

で、快適な野外生活を手に入れたのですが。結構大荷物になるんですよね、しかも電源は必要なのでオートキャンプ場の、高価な電源付きサイトが必須となります。ポータブル電源でも動きますが、今はまだ高価ですし、更に大荷物になっちゃって車に積むのも大変です。稼働音もね意外に結構うるさいんです。

大成功したんだけど、今は持って行ってないです。笑。少しぐらい寝苦しい方がキャンプ感があってそれはそれで良いものです。お後がよろしいようでww。

 

ではまた。

夜は更ける